Dance with dice≪だんすういずだいす≫

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コウノドリ第十話 ただしい答えは一つとしてない

こんばんは、たちばなです。

 

ここ二回ほど、子供の寝ぐずり対応で観れてなかったコウノドリ

予告からの事前準備もなく観ると、本当に泣けてしまう。

 

今回は出生前診断のお話でした。

 

出生前診断、私も高齢出産だったので、当時頭をよぎりました。

それ関連のサイトを見たり、妊娠雑誌関連の特集を読んでみたり。主人とも話もしました。

なにせ、薄給なもんで(泣)基本的には夫婦共働きでやっていく予定、もし何か障害があって保育所とか難しくなったりしたら、といったことがありましたので。

先生にも相談しました。

私の主治医はもちろん、望めば行うけど、という前提があったうえで、

「超音波エコーで見る限り、今のところ問題なさそうだし、やってみて、結果出るまで恐々日々過ごす&その後、仮に悪い結果がでたとして、羊水検査して結果でるまで時間かかるけど、それまでずっと悩む日々になるけどやる?

最終的に、ダウン症とか分かっても当然その先どうするか悩まなきゃないよ。」

とのことでした。

結局、私らは受けないことを選択したのですが、私らの場合は、単に勇気がなかっただけなんです。悪い結果が出た時に、その先の結論をだすことが。

 

出生前診断をする、しない。本当に難しい選択です。

 

さてさて、本編ですね。

今回は出征前診断を受けた二組のご夫婦のそれぞれの選択と、それにコウノトリ先生たちがどう寄り添っていくか、というお話でした。

 

一組は辻明代・信英夫婦。一人娘がいる自営業のご家庭。

もう一組は、高山透子・光弘夫婦。不妊治療をしていた初産のご家庭。

 

辻夫妻は、今いる子供の事、自営業の事を考えて、産まないことを決断した。

最後に赤ちゃんの抱っこをお願いしていた明代さん。術後病室内での明代さんの涙が辛かった。

抱っこさせてもらったんです。すごく小さくて、でも温かかった。」

 

高山透子さんもつらい状況だった。

自分では産みたいという思いもある。でも両親は反対をしている。夫も現実的にはとらえられていない。

でもそれらを吹っ切って育てていけるのかどうかの自信もない。

そうですよね。不安は勿論です。

特に一人目の子供だったら余計に、障害のない赤ちゃんだって勝手がわからない状態なんですから。

 

赤西先生に出生前診断が一般的になって、今よりもっと命の選別が進んだらどうしたらよいのかという問いに

「僕にはわからない。育てるのは家族なんだ。心が重くなる。悩みに悩んで僕たちに助けを求めてくる。赤ちゃんを産んだ人、赤ちゃんを産まなかった人。どの選択も間違っていない。いや、間違っていない選択にすると思って、そう信じて僕はここにいる。」

本当に赤ちゃんが好きなんだなとわかるつらいセリフ。

全ての赤ちゃんに祝福されて生まれてほしいけど、家族にもいろいろな思いがある。世間も優しくない。

産科医が対応できる期間の妊娠は出産して終わりになるけど、そのあと家族には長い子育ての期間がある。一概にこうしろとは決して言えないですよね。

さまざまな状況を考えて、悩んでの夫婦の答えに寄り添っていこうとするコウノトリ先生のセリフに泣けてしまいました。

 

高山透子さんは、処置直前で崩れ落ちてしまいました。

不安やそれでも募るお腹の赤ちゃんへの愛情。

付き添いのお母さんが、やさしく抱きしめて言ってくれました。

「産みたいんだね?あんたがへばっても、母さんが一緒に育てる!」

本当母は強しです。

 

透子さんも「産みたい」って言うの、ずっとこらえてきたんだろうなぁ。というか、その言葉自体が本当は不自然なんじゃないかなと思います。

子供ができて、自然に産むことができる。これが本来当然なんだと思うんです。今は出生前診断や、いろんな家庭の事情などで産まない選択ができてしまう。

その選択自体が問題なんじゃないんですよ。

赤ちゃんが欲しいと思っている人が、外的理由によって心から喜んで産むことができない、産まない選択をせざるを得ないっていう状況があることが問題なんじゃないかなと。

…あぁ自分の文章力の無さに愕然としますね

 

そして、透子さんの件の後。

最後の四宮先生とコウノトリ先生のやり取りがもう、仲間として友として!感じ取れて泣けました。

四宮先生のお父さんの急逝

急ぎ、帰らなくてはいけない四宮先生。荷物等まとめながら、コウノトリ先生へ引き継ぐ。

四宮先生「迷惑かけるな、すまないカルテは…」

コウノトリ先生「大丈夫。大丈夫だ」

 

コウノトリ先生「四宮」

四宮先生「大丈夫だ!」

分かり合える仲間っていいなぁ。

 

 今回のコウノドリは、大切な言葉が盛りだくさんでしたが、私はこちらを肝に据えようかと

コウノトリ先生の

「どちらを選んでも後悔は残る。」

大切な事柄の選択は、未来を見通せない以上、どちらを選んでも後悔は残ることが多いです。

なら、私は、わずかでも後悔が少ない方を選ぶ努力をしたいと思います。